Don't look at the carpet

映画や本について取り留めのない話をしています。ネタバレ有り。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』と併せて観たい作品

ついに円盤が出ましたね

他にもあったら更新するかもしれない

 

全てキャストが被ってる作品なんですが、キャストが被るっていうのは何かしら映画としても被るところがあるのだ…ということで選んでいます

あと紹介記事のくせにうっすらネタバレしています

 

イミテーション・ゲーム


THE IMITATION GAME - Official UK Trailer

 

アレン・リーチ名演でしたよね、どっちの作品でも。

ポジションが似たような役だったのでキャスティングの人が絶対この映画での役を踏まえていたんだろーなーと思います。

それだけに留まらず、実在の人物を基にしたというところから始まっていろいろと取り扱うテーマに共通点がかなり多い映画です。が、鑑賞後の印象がかなり違っているので作風の違いを味わうのが面白い。

 

 

シング・ストリート


Sing Street Official Trailer #1 (2016) - Aidan Gillen, Maria Doyle Kennedy Movie HD

80年代のダブリンが舞台。取り上げられる音楽の傾向はQueenとは違ってる印象。主人公とバンドというのを題材にしながら、音楽が心情を語る役割をしてたり…ってあたりに共通点があります。

しかしこの映画の構成を踏まえると、登場人物の年齢が全然高校生とかじゃないのにも関わらず、アレ、『ボヘミアン…』も青春ものだったんじゃないか?って思えてくるような。

最近ブライアン・メイ本人がこの映画を褒めてたって話もあります。

 

X-MEN: アポカリプス (というかX-MENシリーズ)

 

ちょうどいい予告編が見つからずCM


 

 

ボヘミアン…』の監督が決定した時点では、「脚本は出来上がったところに監督が決まった」という形だったので、自分としては「じゃあX-MENみたいな話になったりするのかもな(おおまかに)」と思っていたら本当にそういう感じの映画になっていてちょっと驚きました。X-MEN映画シリーズが好きな人は『ボヘミアン…』もやっぱり好きなのではないかと思っているのですがどうなんでしょうか。

アポカリプスではキャストとしてはベン・ハーディが被ってます。この映画の時はいまいちピンと来なかったのであの人がロジャー・テイラーか~ヘェ~~って思ってました。いざ観てみたらなめててすんませんでしたってなった。とてもよかった。あと重要なんですが編集、撮影監督も被ってます!! なので映像は基本的に上品な感じで美しいんですが、アクションはちょっと画面がゴチャゴチャッとするところが多いかな…(他の最近のアメコミ映画と比べると。)その分ドラマパートに振ってるシリーズでもある。

アポカリプスだけ観ても絶対にわけわからんので、ぜひシリーズを公開順に。

 

ソーシャル・ネットワーク


The Social Network - International Trailer - At UK & Ireland Cinemas 15 October 2010

これも実話に基づく系。でもこの映画は題材の人物に対して、物語のためなら容赦なく肯定的じゃない描き方もしているという印象です。(まあ、ある人物を映画の題材としてしまった時点で、どの映画だって五十歩百歩だよとも思うけど…。)しかしこの映画の人物の描き方について怒り出す人はそこまで目立たなかった印象なのに、『ボヘミアン…』の時は色々噴出してたので、同じ有名人でも企業のCEOとミュージシャンじゃ人気度が違うんだなって(当たり前のことに)しみじみしました。

この映画は企業の成功ストーリーとかじゃなくて、(タイトルそのものの)「社会的ネットワーク」というものが肝だなとおもってます。そこは『ボヘミアン…』と似ているのかもしれませんが、ストーリーは「ファミリーの元へ戻る」んだとかいうのとは対照的。

しかしジョセフ・マッゼロは史実上重要である人物だけど映画ではセリフ数が少ないみたいな役をここでも…。